「Web集客の効果を高めるためにWeb広告を活用したいが、業務多忙で運用にまで手が回らない」「専門的な知識やスキルがなく、Web広告運用のやり方がわからない」
そんな悩みを解消したいなら、Web広告の運用代行に強いWebマーケティング会社や広告代理店に依頼するのも有効策です。しかし、Web広告運用代行会社は数多く、各社で料金体系・得意分野・サービス内容に違いがあり、業者選びで迷うこともありますよね。
そこで、この記事ではWeb広告運用代行のおすすめ代理店を厳選してご紹介し、各社の特色・料金体系・強みを掲載しているので、業者選びでお困りの方はご活用下さい。
Web広告運用代行会社の選び方・業者に発注する際の費用相場・Web広告運用の流れもわかりやすく解説しています。業者選びでは各社のサポート体制や実績にも着目し、信頼性の高い広告運用代行会社を選定して、Web集客を成功させましょう。
Web広告運用代行会社おすすめ6選|強み・料金体系・サービス内容をご紹介
Web広告の運用成果を高め、大きな費用対効果に繋げるには、豊富な経験と幅広い知見のある広告代理店やWebマーケティング会社を選ぶことが重要となります。
Web広告運用の対応領域は幅広く、検索エンジン向けの広告やSNS広告、動画広告など多岐に渡り、各社でどのジャンルに強みを持っているのか、料金体系やサービス内容も把握しておくべきです。
ここでは、数多いWeb広告運用代行サービス専門の会社の中から実績・提案力・専門性に優れているおすすめの広告代理店やWebマーケティング会社を複数社ピックアップしました。各社の特色を比較しながら、自社の求めるニーズに見合う最適なビジネスパートナーを見つけるために、ぜひ参考にしてみて下さい。
株式会社フルスピード
東京都渋谷区の株式会社フルスピードでは、リスティング広告・ディスプレイ広告をはじめ、アフィリエイト広告・SNS広告運用代行サービスまで幅広く対応しています。
「新規顧客を獲得したい」「費用対効果を高めたい」といった各種企業のニーズに備え、「経験や直感ではなく、データに基づいたデータドプリンな広告運用」をモットーに、成果に繋げるWeb広告運用代行サービスを手掛けています。
- Meta社 (Facebook)・X社 (旧:Twitter)などの正規代理店、アメリカ発の動画広告ソリューション「ZRFR」の正規パートナーとしても認定されたWebマーケティング会社
- Web広告運用の支援実績は4,000社以上
- 広告コンサルタントが運用中の広告アカウントを無料で診断
- 豊富な広告メニューの中から、宣伝する商品やサービスの内容に見合う最適な広告媒体を選定し、無駄なコストを省いたベストな料金プランを提示
- 自社独自のノウハウ活用による広告媒体別・キーワード別・キャンペーン広告別の細部に渡るレポーティングで、新規コンバージョン (CV) 数と新規顧客率を可視化
株式会社フルスピードの料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 要お問い合わせ |
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得意なジャンル・強み | 運用型広告 (リスティング広告・ディスプレイ広告) アフィリエイト広告・SNS広告運用代行・SNSバナー改善サービス・スターターAds (複数媒体で組み合わせが可能なパフォーマンス特化型のWeb広告運用)・LPOコンサルティング |
サービス内容 | Webサイトコンサルティング・SNSコンサルティング・SEOコンサルティング・広告運用代行・アドテクロジー・広告ツール・グローバルマーケティング |
株式会社フルスピードの企業概要
企業名 / サイト名 | 株式会社フルスピード / Full Speed |
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所在地 | 東京都渋谷区円山町3-6 E スペースタワー |
設立年月 (創業年月) | 2001年1月 |
公式サイトURL | https://www.fullspeed.co.jp/ |
株式会社ORSO
ORSO (オルソ) では、「WEB広告運用相談所」のサービスサイトを運営しています。Web広告運用が初めての方にも最適です。
- 検索連動型広告に特化したWeb戦略でプロジェクト成功を全力支援
- 事業経験のある専任担当者による丁寧なヒアリングと豊富な知見から最適な広告媒体を選定
- 初期費用0円・「最低契約期間」の縛りなし・月額5万円の定額制・広告費が増額された場合でも手数料が変動しない固定的な料金プラン
- 定期的な効果検証、こまめな進捗状況の報告、レポート提出や改善施策の提案・実行
株式会社ORSOの料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 初期費用0円 広告運用代行費 50,000円 / 月 ※広告費用が増額した場合でも手数料の変動なし (定額制)※広告予算の下限なし・契約期間の縛りなし |
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得意なジャンル・強み | リスティング広告運用・SNS広告運用 |
サービス内容 | Webサイト制作・クリエイティブデザイン・Web広告運用・アプリ制作・ゲーム制作・IoT事業 |
株式会社ORSOの企業概要
企業名 / サイト名 | 株式会社ORSO (オルソ) / WEB広告運用相談所 |
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所在地 | 東京都千代田区内神田2-4-6 WTC内神田ビル |
設立年月 (創業年月) | 2005年5月 |
公式サイトURL | コーポレートサイト https://www.orso.jp/ サービスサイト https://www.orso-x-sensing.jp/consultation-center/ad |
ソウルドアウト株式会社
ソウルドアウト (SOLDOUT) は東京都文京区に本拠地を置き、北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州・沖縄エリアまで、20以上の事業拠点があります。特定の地域に限定せず、全国各地の地域に密着した事業体制で、Web広告運用を通じてベンチャー企業や中小企業、ブランドのビジネス成長をトータルサポートしています。
- 豊富な広告実績データを基に、各種プラットフォームとの連携で広告運用効果を最大化
- 運用型広告コンサルティングに特化しており、ディスプレイ広告・リスティング広告・フィード広告・Amazon広告・SNS広告など、多彩なWeb広告に対応可能
- 成果報酬型のLINEマーケティングにも特化
- デジタルマーケティングからPR動画制作まで、各種企業の課題と要望に沿ったITサービスを提供
- 工数を必要最小限に抑えたPDCAサイクル活用で、的確なマーケティング戦略をスムーズに展開
ソウルドアウト株式会社の料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 要お問い合わせ |
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得意なジャンル・強み | 運用型広告コンサルティング・マーケティング支援ソリューション・成果報酬型LINEマーケティング支援・LINE通知メッセージの配信ツール・広告業務DX支援・EC向けフィード広告支援 |
サービス内容 | デジタルマーケティング・コンテンツマーケティング・メディア事業者向け広告コンサルティング・データインテグレーション支援 |
ソウルドアウト株式会社の企業概要
企業名 / サイト名 | ソウルドアウト株式会社 / SOLDOUT |
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所在地 | 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル19F |
設立年月 (創業年月) | 2009年12月 |
公式サイトURL | https://www.sold-out.co.jp/ |
株式会社ジオコード
東京都新宿区のジオコード (GEOCODE) は、Web広告業界に根差して15年以上、2024年3月末時点の運用アカウント数は474、類型運用アカウント数は2,291にも達しています。
- 美容・健康食品・アパレル関連のWeb広告運用実績や広告配信の成功事例が豊富
- オーガニックマーケティングにも強み、解析ツールを活用したデータ分析やSEOコンテンツ作成も得意
- リスティング広告をはじめ、SNS広告・動画広告・純広告など多彩なWeb広告運用
- LP・クリエイティブ制作からWeb広告運用・効果改善までワンストップ対応
- Googleプレミアムパートナー・Yahoo! 広告運用認定パートナー
株式会社ジオコードの料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 要お問い合わせ |
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得意なジャンル・強み | リスティング広告・リターゲティング広告・アフィリエイト広告・ディスプレイ広告・ネイティブ広告・純広告 (Yahoo!Japanなど)・各種DSP広告・SNS広告・動画広告 |
サービス内容 | Webサイト制作・Web広告運用・オーガニックマーケティング・ネクストSFA (MA・SFA・CRM)・ネクストICカード (勤怠管理ツール) |
株式会社ジオコードの企業概要
企業名 / サイト名 | 株式会社ジオコード / GEOCODE |
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所在地 | 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー10F |
設立年月 (創業年月) | 2005年2月 |
公式サイトURL | https://www.geo-code.co.jp/ |
株式会社ジャックアンドビーンズ
ジャックアンドビーンズでは、Google広告をはじめ、Yahoo!広告・Microsoft広告の検索広告やディスプレイ広告の運用代行に強みを持っています。
- 15年間で1,000件以上の広告運用実績
- SNS広告運用ではFacebook・Instagram・X (旧:Twitter)・LINE、動画広告ではYouTube・TikTokまで幅広く対応可能
- コンテンツマーケティングにも特化、、Web広告運用と合わせてオウンドメディア運用代行・CTA (Call To Action = ユーザーへの行動喚起の改善)・記事コンテンツ作成まで幅広く対応可能
- リスティング広告運用のセカンドオピニオンで、現状課題と洗い出しと改善施策を提案
- アカウント閲覧権限を共有し、常時リアルタイムで広告運用状況を厳重チェック
株式会社ジャックアンドビーンズの料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 【Web広告運用3万円プラン】 初期費用 50,000円 広告運用手数料 30,000円 / 月 (定額制) ※最低契約期間 6ヶ月 ~ ※広告費用の目安は50,000円 ~ 300,000円 ※各種広告媒体から1つ選定 【手数料固定制】 初期費用 0円 (月額運用手数料が10万円以上の場合) ※広告運用手数料 30,000円 ~ 月 (工数に応じて決定) ※最低出稿金額 下限なし ※最低契約期間 3ヶ月 ~ |
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得意なジャンル・強み | リスティング広告運用・ディスプレイ広告運用・SNS広告運用・動画広告運用 (YouTube・TikTok・他)・セカンドオピニオン (アカウント分析・改善施策の提案) |
サービス内容 | コンテンツマーケティング・オウンドメディア運用代行・記事作成代行・Web広告運用 |
株式会社ジャックアンドビーンズの企業概要
企業名 / サイト名 | 株式会社ジャックアンドビーンズ / JACK BEANS |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿3-3-13 西新宿水間ビル6F |
設立年月 (創業年月) | 2009年1月 |
公式サイトURL | https://j-mamenoki.co.jp/ |
株式会社アップグレード
株式会社アップグレードは東京都千代田区に本社、海外ではタイ・フィリピンなど、アジアの地域に複数の事業拠点があります。
LP (ランディングページ) 制作・Web広告の作成・出稿・運用後のレポート作成・効果検証・改善施策の提案・実行に至るまで、経験豊富なスタッフがワンチームとなってスピード重視で的確に対応しています。
グローバル化を目指す各種企業やベンチャー企業向けには、海外拠点との連携による海外向けのWebマーケティングや、Web広告の多言語対応も可能です。
- 補助金・助成金を活用したWebサイト制作にも柔軟に対応可能
- 初めての方でも発注しやすいリーズナブルな料金体系、月間広告出稿費用の下限なし
- 難しい専門用語を極力使わずに、IT関係の知識を持たない方でも明確にわかるように丁寧に説明
- Webサイト制作からWeb広告・SEO対策・コンテンツ作成・運用・保守までトータルサポート
株式会社アップグレードの料金体系・サービス内容
料金体系 (税込) | 12,000円 ~ / 月 ※広告出稿費用 (月間) の下限なし |
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得意なジャンル・強み | 検索エンジン広告運用(Google・Yahoo)・SNS広告運用 (Facebook・Instagram・YouTube・Twitter・LINE・TikTok) 海外言語 (英語・中国語など) のWeb広告運用 |
サービス内容 | Webサイト制作 (運用・保守)・Webマーケティング・SEO対策・システム開発・オウンドディア構築サービス |
株式会社アップグレードの企業概要
企業名 / サイト名 | 株式会社アップグレード / Upgrade |
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所在地 | 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5F KSフロア |
設立年月 (創業年月) | 2008年6月 |
公式サイトURL | https://www.upgrade.co.jp/ |
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Web広告運用代行会社の選び方|実績・専門性・費用・改善提案・クリエイティブ制作がポイント
Web広告運用代行会社を選定する際に、「知名度が高い」「他社と比較して料金が安い」といった理由だけで決めると、失敗するリスクが高まります。
「Web広告を出稿してインターネット上に公開されたら完結」ではなく、広告出稿される前には綿密なWeb戦略を立案すること大切です。Web広告運用は、一方的に広告を配信するだけではなく、運用開始後の効果検証・改善施策といったPDCAサイクルを定期的に繰り返し行うことが、成功につながる鍵となります。
広告運用代行会社を選ぶ際には、自社が抱える課題やビジネスモデル、広告配信の目的・目標に見合うビジネスパートナーを慎重に見極めることが重要。
ここでは、Web集客を成功させるためのWeb広告運用代行会社選びで、押さえておくべき4つのポイントについて、詳しく解説します。
実績や専門性(得意分野)で選ぶ
Web広告運用代行会社選びで失敗しないためにもっとも重要なポイントは「どんなジャンルに強くて、どの程度の実績があるのか」です。Web広告運用でWeb集客の成果に繋げるのは、代理店の実績や成功事例による経験値によって大きく影響します。
そこで、自社と同業種やターゲット層に対してのWeb広告運用実績が豊富な代理店や、成功事例の多い会社を探してみて下さい。実績や成功事例が多い代理店では、広告配信に至るまでのWeb戦略設計を立案し、成果が得られるまでの期間も比較的短期間です。
各代理店で得意とするジャンルやサービス内容にもそれぞれ違いがあります。
Web広告運用の対応領域は幅広く、BtoBビジネス (企業対企業で行われる売買取引) を対象としたリード獲得に強みを持つ代理店や、BtoC向け (企業から一般消費者) の認知度拡大やアプリインストールを促す広告配信を得意としているWebマーケティング会社もあります。
次のチェックポイントに着目して、自社の抱える現状課題や目的・目標に沿った対応領域で、専門性や実績の有無について入念にチェックしましょう。
・自社と同業種・同業界でのWeb広告の運用実績があるか
・取引社数が多いだけではなく、広告運用開始前後を比較した具体的な数値が示された成功事例があるか
(例:運用後はCV数が約30倍増加・6ヶ月以上ROAS 300%以上達成など)
(代理店の公式サイト上に実績や成功事例が掲載されていない場合は担当者に資料を開示してもらう など)
・代理店の専門分野や得意なジャンルが自社の求めるニーズや目的と合っているか
予算や目的に合った費用体系を柔軟に提案してくれる代理店を選ぶ
Web広告運用代行への依頼を始める際には自社で広告宣伝費に関わる予算を立て、予算の範囲内に収まるようにしなければなりません。一般的に、Web広告運用では月額20万円~50万円程度の運用費が必要となりますが、ビジネスの規模・広告配信の内容・宣伝する商品やサービスの内容によっても格差が生じます。
そこで、Web広告運用代行の費用体系を複数社で比較してみて下さい。
Web広告運用代行の場合、「一律でいくら」といった決まり事はほとんどなく、「Web広告費用の○%を運用手数料として支払う」といった費用体系が示されています。
各社で費用体系が異なるため、以下の項目について事前に必ずご確認下さい。
・初期費用の有無
・運用手数料 (広告費の○%など)
・成果報酬の有無
・月額定額制か変動制か
・最低契約期間 (最低3ヶ月以上など)
とくに事業規模の小さいスタートアップ企業や中小企業の場合は、自社の広告宣伝費に高額な料金を費やすのは難しく、「少ない費用で大きな成果に繋げる」ことが重要となります。
さらに以下のポイントにも着目してみて下さい。
・初期費用や運用手数料などの費用の内訳が明確か (一般的な費用相場の範囲内かどうか)
・自社の予算・目的・目標に応じて最適なWeb広告運用の戦略や改善施策まで対応できるか
・月額定額制の固定的な料金プランだけではなくオリジナルの料金プランやオプションサービスがあるか
代理店選びでは費用対効果 (投資対効果) にも着目して、「コストをかけた分に応じて、十分なリターンの見込みがあるか」について、よく考えてみて下さい。
「広告運用の初期は少額費用から始めて、運用成果が得られるようになったら広告費用を増やして、運用規模を拡大する」といった適切なステップを踏んで、柔軟性のある広告運用に対応できる広告代理店を選びましょう。信頼性が高く、中長期的に安定した成果が得られやすいため、安心して一任できます。
クリエイティブ制作まで対応してくれる代理店を選ぶ
Web広告運用の成果を高めるには、広告バナーや動画、キャッチコピーなどのクリエイティブな要素が重視されます。Web広告運用では、キーワード選定やターゲティングが適切なものであっても、ユーザーに向けた訴求力やビジュアル的な要素がなければ、運用効果は得られにくいです。
そこで、広告配信に関わる一連の流れに加え、クリエイティブ制作までトータルサポートができる代理店を選ぶのが理想的です。
広告配信とクリエイティブ制作をまとめて1社に依頼することで、他社に外注する手間や連絡のやりとりが省けますし、広告運用との連携がよりスムーズになり、運用開始後の効果検証・改善施策までスピーディーに対応してもらえます。
・Web広告関係のクリエイティブ制作で万全な体制が整っているか
・運用目的やターゲットに沿ったWeb戦略設計や訴求力があるか
・キャッチコピー・ライティング・広告デザインのクオリティの高さに強みを持っているか
運用後に改善提案を行ってくれる代理店を選ぶ
Web広告運用は「広告を出稿したらそれで完結」ではなく、配信が開始された時点からWeb集客のスタート地点となります。
Web広告運用では競合分析・ターゲット層の設定・キーワード選定を行い、出稿前には綿密な戦略を設計してから広告配信の準備を進めます。Web広告の配信開始後から行われるデータ分析では、継続的に集計されたアクセス状況などのデータを解析。Web広告のパフォーマンスを評価して、どの程度の運用効果が出ているのか、改善策を講じるための重要なプロセスです。市場の動向やユーザーの行動心理は常に変化しているため、コンスタントに調整や最適化を行うことが必要不可欠です。
そこで、データ分析結果の内容に基づいて、運用開始後の課題点を抽出し、「問題解決のために今後はどう改善すべきか」を専門家の視点から適切なアドバイスや提案ができる代理店を選びましょう。
市場動向のちょっとした変化にも敏感に察知して、細かい数値の変化を見逃すことなく、最適な施策を提案して速やかに実行できる代理店であれば、高い運用成果を実現できます。
・定期的な報告書の提出とWeb広告運用後の改善提案にも柔軟に対応できるか
(レポートの提出時期や報告する頻度も要確認)
・PDCAサイクル (計画・実行・評価・改善) に基づいて効果検証や改善施策を繰り返して行っているか
・Web広告運用の担当者との連絡や定期的なミーティングなどコミュニケーション対応が柔軟にできるか
(オンライン会議・電話・メール・チャットツールの活用など)
Web広告運用代行の相場|広告代理店・Webマーケティング会社・フリーランス(個人)別
Web広告運用代行をWebマーケティング会社や代理店に外注する際に、もっとも気になるのが料金です。依頼後に「費用がかかりすぎて予算オーバーになった」といった失敗を招くことのないように、事前に費用感を把握しておくことが大切です。
・初期費用 (広告アカウントの設定・広告設計)
・運用手数料 (月額で支払う運用代行の手数料)
Web広告運用代行を依頼する際には全体的な費用を総額で把握するのではなく、それぞれの費用の目安やどのような内容に対してどの程度のコストがかかるのか、細部にまでしっかり把握しておきましょう。
フリーランス (個人) ・広告代理店・Webマーケティング会社の3つの事業形態別にWeb運用代行の費用相場の一覧表を掲載しますので、おおまかな費用感を把握しておいて下さい。
項目 | フリーランス(個人) | 広告代理店 | Webマーケティング会社 |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円~5万円程度 | 5万円~20万円前後 | 10万円~30万円前後 |
運用手数料の相場 | 月額広告費の10〜20%程度 | 月額広告費の15〜20%程度 | 月額広告費の15〜25%程度 |
最低契約金額の目安 (月額) | 5万円~10万円程度 | 20万円~50万円以上 | 広告の規模や配信量によっては30万円~100万円程度かかる場合がある |
特徴・対応の柔軟性 | ・相談しやすく小規模な案件にも柔軟に対応 ・小規模なビジネスや副業レベルでのWeb広告運用に最適で費用が安い ・スキル・得意なジャンル・サービス品質・サポート体制は個人差があるため事前に対応範囲を要確認 | ・一定の予算が必要 ・広告制作がメインで対応できるジャンルや得意分野が限定される場合がある ・中小企業や地域ビジネスでの利用が多い ・Webマーケティング (効果検証・改善施策など) はサポート対象範囲外になる場合がある | ・Webマーケティング専門の会社であるため対応領域が広く、分析力や提案力に優れている ・Web集客から成約までトータルサポート ・Web広告運用・LP制作・SNS運用をセットで発注できるケースが多い ・費用は高めだがサポート体制充実 |
レポート提出・報告の頻度 | 月1回程度 (簡易的な内容のレポートが多い) | 月1~2回程度 (標準的なレベルのレポート内容) | 週1回~月2回程度 詳細な月次レポートや改善提案・実行までサポート充実 |
Web広告運用代行の初期費用
Web広告運用における初期費用とは、広告運用を始めるにあたって必要とされる初期設定作業にかかるコストなどがあります。
・ヒアリング (現状課題の整理・広告戦略の提案など)
・広告アカウントの新規開設・設定作業
・キーワード設定・ターゲティング設定
・キャンペーンや広告グループの設定
・広告クリエイティブの制作 (バナー・キャッチコピー・文章など)
・トラッキング設定 (コンバージョン計画)
上記のようにWeb広告運用の初期の段階ではさまざまな工程が含まれており、これらの内容を1から構築・整備するため、初期費用がかかります。
・広告代理店に依頼する場合 5万円~20万円程度
・Webマーケティング会社に依頼する場合 10万円~30万円程度
・フリーランス (個人事業主や副業としている人) のWeb広告運用代行業者に依頼する場合 5万円前後
注意するポイント
- 広告クリエイティブ制作の内容・広告配信量・ターゲティング設定の複雑さによって、料金が大きく左右されます
- 発注先の事業規模や事業形態によっても初期費用には格差が生じます
- 一部の広告代理店では初期費用が無料ですが、運用手数料が高額になる場合があります
Web広告運用代行の運用手数料
Web広告運用における運用手数料とは、広告配信の開始後に広告運用代行業務として毎月定期的に代理店に支払う報酬のことを指します。
・Web広告運用の実施 (広告配信)
・分析・効果検証
・レポーティング
・改善策の提案
・中長期的な広告運用と最適化 (クリエイティブの微修正など)
・月額定額制 (広告費用の□%を運用手数料として毎月支払う)
・最低固定費+広告費連動 (最低手数料○万円+広告費用の△%)
実際にかかる広告費用が少額の場合でも、多くの代理店では毎月一定額の最低手数料を設定しているケースが多く、運用手数料を費用に換算すると、月額5万円~15万円程度が目安となっています。
月額定額制で運用手数料のパーセンテージが低いケースもありますが、費用が安すぎるとサービス品質やサポート内容の質も下がります。「運用手数料にはどのような作業工程が含まれているのか」を把握しておくことが重要です。
各代理店でクリエイティブ制作・レポート作成・ミーティング対応など、サービス内容にもさまざまな違いがありますので、内容や品質を重視しましょう。
・広告代理店 月額広告費用の15%~20%程度
・Webマーケティング会社 月額広告費用の15%~20%程度
・フリーランス (個人事業主・副業など) 月額広告費用の10%~20%程度
広告配信後の費用対効果を考えると、初期費用や運用手数料の安さだけで発注先を選定するのではなく、高品質なクリエイティブ制作・Web戦略・改善スピードまでよく考えて、優良な業者を選ぶことがより良い成果に直結します。
ここではWeb広告運用の初期費用と運用手数料の費用相場を解説しましたが、この他にLP制作やLP制作後の分析・効果改善などを依頼する際には、そのための費用がかかります。
代理店によっては基本的なサービスに加えて、有料のオプションを提供しているところもあります。料金体系を把握した上で基本的なサービスや、必要に応じて有料オプションを選び、事前に見積書を提示してもらい、適切な料金設定になっているか冷静に判断しましょう。
Web広告運用代行の流れ5ステップ
Webマーケティング会社や広告代理店にWeb広告運用代行を発注する際には、どのような手順で進められるのか、作業の流れを把握しておくことが重要です。
・ニーズのヒアリング (Web広告運用のニーズ・目的・目標を代理店の担当者に伝える)
・提案と戦略立案 (ヒアリング内容を基に具体的な広告戦略設計が行われる)
・広告作成と配信・運用 (ターゲット層に訴求するクリエイティブ制作で広告運用スタート)
・成果のモニタリング・データ収集・分析 (運用開始後のデータ数値化・運用成果の可視化)
・レポート提供と改善 (月次レポートや定期的なミーティング・改善施策の提案と実行)
上記の各ステップでは発注者と代理店がお互いに協力し合い、丁寧なコミュニケーションを重ねることで運用成果に繋げることができます。ここではWeb広告運用の流れについて、5つの工程に分けて解説します。
ニーズのヒアリング
Web広告運用のファーストステップでは、発注者と代理店の担当者による「ニーズのヒアリング」が行われます。ビジネスモデル・ターゲットとなる顧客・事業運営における現状の課題点・Web広告運用の目的や目標 (企業やブランドの認知度向上・売上増加・リード獲得など) について、丁寧なヒアリングでコミュニケーションを図ります。
発注者と代理店の担当者の間での情報共有やコミュニケーションが十分にできていないと、お互いの認識にズレや食い違いが生じて、この後のWeb戦略設計や広告媒体選びにも支障が出ます。発注者側・代理店側の双方で、必要な情報を正確に行い、わかりやすい説明で不明点を解消しておくことが重要です。
・ビジネスモデルの理解・事業内容・サービス内容・宣伝したい商品の強みやおすすめポイント
・ターゲット層の想定 (年代・性別・広告配信エリア・ユーザーの興味関心など)
・現状の問題点 (Web集客の成果が出ない・ブランドの知名度や認知度が低い・売上が増えないなどマ
ケティング上の課題)
・Web広告運用の費用感や発注先企業の予算
・広告配信の時間帯
Web広告運用は中長期的に継続するため、ファーストステップであるヒアリングでは綿密なコミュニケーションがWeb集客を成功に導くための鍵となります。発注者は現状課題や要望を的確に伝え、広告運用のプロフェッショナルからの指摘やアドバイスを柔軟に受け入れる体制で臨みましょう。
提案と戦略立案
ヒアリング内容を基に、発注者が抱える現状課題を洗い出し、多様な問題を解決してWeb集客を強化するための具体的な広告戦略設計を立案・提案します。
ビジネスモデルを理解した上で最新の市場動向調査を実施し、ターゲット層の心理に響く訴求ポイントや、広告配信チャネル選び、発注者側の予算の範囲内で適切な料金プランを選定します。広告クリエイティブの方向性を定め、広告全体の設計図を作成する重要な工程となります。
Web広告運用の戦略立案では主に以下の項目について検討し、最適な戦略設計について専門家の視点から提案を受けます。
・広告配信媒体の選定 (Google広告・Yahoo!広告・SNS広告・動画広告など)
・ターゲティングの設定 (年代・性別・広告配信エリア・ライフスタイル・ユーザーの興味関心など)
・Web広告運用の予算の確認と料金プランの選定
・広告クリエイティブや訴求する内容の方向性を設定
ターゲティングに関しては、「ヒアリング」と「提案と戦略立案」の段階では、それぞれ取り組み方に違いがあります。
ファーストステップの「ヒアリング」の段階では「ターゲットとなるユーザー層の全体像を把握した上でニーズや行動」を予測します。一方、「提案と戦略立案」の段階では、「特定のユーザー層を絞り込むための具体的な戦略」を立案します。
良心的な代理店であれば、一方的に料金プランや広告媒体を選ぶことはなく、「このようなWeb戦略がなぜ必要なのか」といった理由や根拠を示して、わかりやすく説明してくれます。発注者側と代理店側の丁寧なコミュニケーションで今後の方向性や施策のすりあわせを行い、発注者側と代理店側の双方で情報共有して、今後の方向性や施策の摺り合わせを行い、効果的なWebマーケティング戦略を展開します。
この段階でお互いの認識を確認しておくことで、広告運用後に起こりがちなトラブルを未然に防ぐことができます。
広告作成と配信・運用
Web広告運用の方向性が定まり、具体的な戦略が固まったところで、広告媒体を作成します。宣伝する商品やサービスのイメージや訴求したい内容に沿って、クリエイティブ制作に入り、適切なキーワードやターゲット層を設定します。
テキスト広告・バナー広告・動画広告・SNS広告など、最適な広告媒体を選定します。クリック1回につき最大いくらを上限に支払うのか、入札単価をこの段階で決定します。入札単価の設定が適切でない場合は発注者側の予算をオーバーして、費用対効果の見込みが低くなりますので要注意です。
・広告クリエイティブ制作
・ターゲティングの詳細設定
・キーワード選定
・キャンペーンや広告グループの設定
・広告配信のスケジュール設定と管理
・広告配信・運用開始
「広告グループ」とは、Web広告の管理単位で、「1つのテーマやターゲットに基づいてまとめられた広告の集合体」です。広告グループではキーワード・広告文・入札単価を設定して、各広告グループでテーマに統一性を持たせて、広告文には特定のキーワードと関連付けて作成するのが基本です。
成果のモニタリング、データ収集・分析
広告配信が開始してから最初の数日間~数週間に渡って、初期モニタリングで細かい監視・チェック作業が行われます。Web広告運用を成功に導くには、運用初期の段階からこまめに成果のモニタリングで効果検証を行うことが重要となります。成果のモニタリングの主な指標は次の通りです。
用語 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
インプレッション | Web広告の表示回数 | クリックの有無に関係なくWeb広告が1回表示されるごとに1インプレッションとして表示回数がカウントされる |
クリック数 | ユーザーが広告をクリックした回数を数値化したもの | 例:広告100回の表示に対して3人のユーザーがクリックした場合のクリック数は「3」 |
クリック率 (CTR = Click Through Rate) | 広告表示された中で何%の人がクリックしたかを表す指標 | クリック率 = クリック数 ÷ インプレッション数【広告の表示回数】 × 100(%) |
CV (Conversion = コンバージョン) 数 | Web広告を閲覧したユーザーが広告主の目標とする行動を起こした回数 (Web広告運用の最終的な目標の達成) | 商品購入・サービスの利用・無料資料請求・アプリインストール・応募・予約など |
CVR (Conversion Rate = コンバージョン率) | Web広告をクリックしたユーザーの中で広告主の最終目標であるコンバージョンを達成した割合 | CVR(%)= コンバージョン数 (CV) ÷ クリック数 × 100 |
ROAS (Return On Advertising Spend = Web広告運用の費用対効果) | 広告費用と売上金額との関係でどの程度の費用対効果が得られたのかを示す割合 | ROAS(%)= 売上金額 ÷ 広告費 × 100 |
CPA (Cost Per Action/Acquisition = 広告1件あたりの獲得単価) | Web広告運用で1件のコンバージョン(CV)を獲得するためにかかった費用を表す指標 | CPA(円)= Web広告費用 ÷ コンバージョン数 |
上記の各データを数値化して把握しておくことで、ターゲティングや広告クリエイティブで調整すべきポイントを見極めることができます。データ収集や分析は1週間単位・1ヶ月単位でコンスタントに集計し、前回のデータと比較しておくことで、季節ごとの特徴や各曜日の傾向も細かく分析できます。
レポート提供と改善
成果のモニタリング・データ収集・分析された結果に基づいて、定期的にレポートが提供されます。
分析結果を見て、ただ数値の変化を把握するだけではなく、「このような結果に至った原因や根拠」を突き止め、「Web集客の成功に繋げるために何を改善すべきか」といった提案や施策まで、丁寧にサポートしてもらえるのが理想的です。
・広告配信の実績に関連する数値 (インプレッション・クリック数・コンバージョン数など)
・広告運用の成果に対しての考察 (運用が成功した要因・成果が出ない原因・改善点など)
・今後に向けての具体的な施策の提案と実行 (広告クリエイティブの変更・ターゲティングの調整・広告配信エリアの変更など)
レポートの提示に加え、定期的にミーティングの機会を設けて担当者と直接対面、またはオンライン会議やメールで、進捗状況の報告・改善施策の提案やアドバイスを行っている代理店もあります。
Web広告の運用状況を事務的に報告して完結するのではなく、具体的な改善施策の実行まで丁寧にトータルサポートしてくれる代理店であれば、より良い信頼関係を構築できてWeb集客の成功にも直結します。
中小企業の実績豊富!Web広告の運用代行や補助金活用のご相談なら株式会社アップグレードへ
本記事では、Web広告運用代行サービスでおすすめの会社を複数社ピックアップして、各社の料金体系・強み・サービス内容を掲載しました。「高い成果をもたらすWeb広告運用」を実現するために、今回ご紹介した広告代理店の情報を参考にしながら、最適なビジネスパートナー選びを進めていきましょう。
広告運用の流れやWeb広告運用代行会社選びのポイントもわかりやすくお伝えしましたので、こちらも合わせてご活用下さい。
Web広告運用代行やWebマーケティング戦略についてこのようなお困りごとはありませんか?
・Web広告運用を始めたいがどのWeb広告を選んだら良いかわからない
・自社の広告宣伝費の予算が限られているためWeb広告運用の費用感を把握しておきたい
・検索広告とディスプレイ広告のどちらが適しているのかアドバイスしてほしい
・自社で広告運用を続けているが思ったような成果が得られない
・Web広告運用も含めて同業他社との競争に打ち勝つためのWebマーケティング戦略を提案してほしい
・Webサイト制作からSEO対策・Web広告運用まで総合的にサポートしてほしい
・Webサイト制作や新しいシステムの導入で補助金制度や助成金制度の活用を検討している
・外国語対応のWeb広告運用にも対応できるIT企業を探している
Web広告運用をはじめとするWebマーケティングやWebサイト制作など、多様な問題を抱えていてお困りの場合は、株式会アップグレードへどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
アップグレードではIT業界に根差して創業20年の実績を携え、企業の認知度向上やブランディングに特化したWebサイト制作・Webマーケティングに強みを持っています。Web広告運用ではリスティング広告やリターゲティング広告、SNS広告や動画広告まで幅広く対応してします。グローバル化を目指す各種企業やベンチャー企業向けには、英語や中国語など外国語対応のWeb広告運用にも柔軟に対応可能です。
アップグレードでは、国や地方自治体によるIT関連の補助金制度・助成金制度の活用にも注力しており、Webサイト制作やシステム導入にともなうコスト削減の実現化を全力支援いたします。綿密なヒアリングで各種企業が抱える現状課題を抽出し、補助金・助成金活用に関する最適な提案をさせていただきます。ご質問やご相談内容がありましたら、24時間いつでもメールフォームにてお問い合わせ下さい。
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